山に登る際、どのくらい水を持って行けばいいか分からない方は、参考にしてほしい計算式です。
成人男性の平均体重64kgで、5kgの荷物を担いで片道2時間半ほどの山に登るときの水の量を計算してみました。
自重(64+5)=69kg、行動時間(2.5時間×2)=
5時間となり。
69kg×5時間×5ml=1,725ml
計算すると、1,725mlとなります。非常時の予備で300ml程足して、
持って行く水の量は2,000ml=2Lとなります。
この計算は鹿屋体育大学・山本正嘉教授の研究によって生み出された計算式です。
体重が軽い人や、歩く時間が短い人はもう少し少なくても良い計算になります。
持って行く水分は「水」がいいのか?
私は山に登るときは基本「水」を持って行っています。
汗を掻くと水分の他に、塩分・ミネラルも失われるので、スポーツドリンクや、麦茶も良いですが、
ケガをしたときに傷口を洗ったり、熱中症の予防でタオルを濡らしたりと、
飲用以外にもいろいろな場面で使うことができるからです。
もちろん水だけでは栄養不足になりがちなので、水に溶かすタイプのクエン酸などを、
100円ショップのボトルに溶かし、いつでも飲めるようにするときもあります。
↓栄養補給に関しての記事です、良かったら参考にしてください。
どうやって水を持って行くの?
2Lのペットボトルをリュックに入れるのは現実的ではないので(かさばったり、重心が偏ったり)、
500mlのペットボトルに小分けしたり、運搬用の便利アイテムを使うと良いと思います。
100円ショップの「ウォーターバッグ」
私は100円ショップで売っている、「ウォーターバッグ」を使うことが多いです。
毎週登山で6回以上使っていても破れたりこぼれたりしないので、意外と丈夫です。
漏れてたら買いなおせば良いですし。
↓100円ショップでも便利なアイテムは多いです↓
登山家愛用「プラティパス」
それでも100円の物は不安という方はプラティパスをオススメ。
プラティパスは登山者に人気のアイテムです。
まとめ
6月を迎え、どんどん気温や湿度が高くなり、汗を掻く量も増えるので、
水分管理はかなり重要になってきます。
山では水を補充するのは難しいです、沢の水は微生物でお腹を壊すリスクもあり、オススメできません。
必要な水分量とプラスアルファで予備の水を用意して登ることをオススメします。