ツゲの原始林として特別天然記念物に指定されている古処山。
寒波襲来後の古処山に登ってきました。2021年2月20日。
たとえ低山でも雪山は十分な装備無しではとても危険です。
古処山(標高860m)
朝倉市HPより引用
古処山は朝倉市の北端と嘉麻市との市境にそびえており、
古生層変成岩よりなる頂上には白山(はくさん)権現が鎮座し、別名白山とも言われています。
また、この付近は石灰岩の露頭があってカルスト地形を呈します。
このカルスト一帯にはオオヒメツゲを主とした原始林が繁茂し、最大のもので樹高約12m、根回り1.6m余りに達します。昭和27年3月、貴重なツゲの原始林として、国の特別天然記念物の指定を受けました。
植物も多種にわたり、鳥類や昆虫類の生息地として知られ、豊かな自然を今なお留めています。
山頂からは南に筑後平野、北に飯塚盆地と見晴らしがよく、昔は、山伏の集う霊場で盛況を呈し、戦国時代は秋月氏400年の本城とし「九州第一の要塞」を誇っていました。
古処山キャンプ場「遊人の杜」から登山届を提出し入山。
登山口気温8℃、昨日も気温高かったし雪は融けてるだろー、と軽い思いで登山開始。
良い感じの雰囲気のキャンプ場を抜けて、登山口へ。
コースタイムは50~60分程度で登頂といった感じ。
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一変して雪山
途中からこんな感じでした。
ちょっとした急登を上がった先は一面銀世界。
テンション上がって写真を撮ったりしてますが、装備が十分ではないです。
景色は一変、完全に雪山です。
もはやチェーンスパイクなど無力。
先行者の足跡をトレースして奥の院・大将隠しへ。
奥の院・大将隠し
雪が無ければなんともない鎖場も、雪山だと難易度がケタ違いです。
足を滑らせればおそらく崖下まで真っ逆さまです。写真を撮る余裕など無し。
なんとか大将隠しまで到着するも、春一番か,爆風のため屏山への縦走は断念。
古処山山頂へ向かう。
道中、素敵な出会いもありつつ。
ツゲの原始林
特別天然記念物に指定されているツゲの原始林。
爆風と寒さでまともに撮影できず。
見たい方は是非とも古処山へ足を運んでほしい。
古処山 山頂
なんとか古処山 山頂へ到着。
下山は初心者コースで下りました。
嘉穂アルプスのひとつ
古処山は屏山、馬見山とともに、嘉穂アルプスを形成しており、
2016年には日本山岳遺産と認定されています。
日本山岳遺産とは
次世代に伝えたい豊かな自然環境や、人と自然の関わりを有し、それらを守り、活用するような地元の活動が盛んな山や山岳エリアを、日本山岳遺産基金が認定するもの。
対象団体は特定の山もしくは山岳エリアにおいて、次世代育成活動、山岳環境保護活動、安全登山啓発活動のいずれかの目的に沿った活動を3年以上行っている団体に助成が行われる。
嘉穂三山愛会
嘉穂アルプスは「嘉穂三山愛会」のもと整備・管理されており、
今回の山行も迷わず、楽しむことができた。
また年間を通して様々なイベントを行っている模様。
まとめ
夏に馬見山に登った経験があったので軽い気持ちで登りましたが、雪山は別物でした。
休憩も含めて3時間半ほど。
奥の院コースは急登と鎖場あり、難易度が高めです。
キャンプ場から登る際はお気を付けください。
トレッキングポール新調しました。
レバー式なので手早く伸縮できます。
ネイチャーハイク トレッキングポール
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