誰もが一度は経験したことがあるであろう、道迷い。
山での道迷いは、一歩間違えると遭難し命の危険まであります。
その為の心構えや準備をしておくと良いと思います。
私も幾度となく道迷いを経験しました。ありがたいことにまだまだ健全です。
道迷いの重大さと、道迷いから遭難をしないための準備と心掛けについての記事です。
下手をすると遭難し、命の危険もある道迷い、
準備と心掛けでリスクを最小限にして楽しい登山にしたいものです。
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登山における道迷いとは
登山と街中での道迷いを同じに考えているとかなり危険です。
知らない街や旅行先など、街中で道に迷ったことがあると思いますが、
街中であれば、方角、方向が間違っていなければ目的地には近づくものです。
しかし、登山の道迷いは方角が合っているからといって進んでいくのはとても危険。
昇り(往路)であれば、登っていれば頂上には着くかもしれませんが、
下り(復路)は、生死に関わることも。
登山口ではない方向に降りてしまうと、谷や沢に出くわすことが多く、
どんどん路面状態も悪くなり、山奥に入り込んでしまうことなります。
迷ったらまずは冷静に、一度止まって考えるべし。
道迷いが起こる原因
下ったら何とかなるやろ!
私も経験済みですが、特に下りで道迷いの原因となる、
楽観的な思考での行動によるもの。
下った先にはなにかしら登山口や道ががあるだろう、という危険な思考。
遭難の一番の原因は道迷いと言われています。
人間は楽な方に進みがち。
下ってしまい道を間違えても、一度下りた道をまた登るのは心身ともに辛いですよね。
登頂したあとの疲労や楽観的思考も相まって、
どんどん下っていってしまいがちです。
特に低山では、いろいろなコースやルートが整備されており、
想定外のコースに入ってしまうことも多いです。
時間に余裕がなく焦ってしまう。
道迷いは時間を大幅にロスしてしまいます。
焦りからか、一度下りた道が間違っていても、
この先に登山道と繋がるだろうという、自分都合な楽観的思考で進んでいってしまうことがあります。
また、山では日が暮れると途端に暗くなり、精神的にも焦りが生まれます。
不慮の事故でのケガでの時間のロスなど、
予定の時間に遅れるケースは様々です。
ヘッドライトなどを必ず持参しておきます。
遭難しないための心掛け
何度も道を間違えた私が言えるのは、登山地図を事前に読み込んでおくことや、
足跡やピンクテープだけを頼りに歩かず、地図を使用するなど。
また、山行時間は余裕をもって計画立てておきます。
時間に余裕があれば、精神的にも余裕が生まれます。
迷ったときの対処方法
迷ったらまずは冷静になって立ち止まる。
このまま進んで良いのか、引き返すべきか。
迷ったと思ったら、休憩がてら一度立ち止まりましょう。
地図を見返したりして状況確認を。
時間が無くて焦るかもしれませんが、
焦った時ほど冷静に。
引き返す勇気
道に迷ったときは、分かる道まで引き返す。
分かっていても中々出来ないもので、同じ距離を歩いて戻るというのは中々過酷。
来た道を引き返すというのは、とても勇気が必要ですが、
それでも、勇気を出して引き返しましょう。
闇雲に進んで良かった事はほとんどありません。
結局、地図の通り進んだ方が早かったな、という経験は誰にでもあるはず。
迷ったときは下るより登る。
山では闇雲に下るのは危険です。
谷や入り込んで滑落してしまったりすると最悪。
迷ったときに登る理由は、
山頂に近ければ近いほど登山道が近づいたり、人に出会う可能性は高まりまるからです。
道迷いをしないための準備
地図を事前に読み込んでおく
登山の前日までに、地図などを見ながらイメージしてみる。
地図には迷いやすいポイントが載ってたり、危険なポイントが記載されていたりします。
事前に準備しておく事で、遭難のリスクを最小限に。
登山GPSアプリを使用する
今や一般的な登山GPSアプリ。
ヤマレコやYAMAPといった、GPSを利用し、
圏外でも地図と現在地が分かるアプリです。
頼りきりになるのも賛否ありますが、
使わないよりは使ってリスクを減らす方が良いですね。
私はYAMAPを使っています。
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危険と隣り合わせ、だからこそ面白い
大自然の中での登山は学ぶことも多いです。
地図を片手に歩くことで、方向感覚が養われたり、
山行の時間計算や計画を雑に行うと、
因果応報で、自分の身に降りかかってきます。
常に危機感を持って行動するということは、日常の生活ではなかなか経験できません。
私もソロで登山することが多く、できる限り道迷いしないよう、
山行しているつもりですが、迷う時は迷います。
迷ったときに遭難しないためにも、心構えや準備をしておくと良いかと思います。
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