登山の服装の基本。
レイヤリング(重ね着)について記述していきます。
これは自分の経験踏まえつつ、初心者が陥りやすいポイントも交えて書いていこうと思います。
正解は人それぞれだと思うので、一つの例としては見ていただけると嬉しいです。
基本は3層のレイヤリング。
- 肌に一番近いベースレイヤー
- 保温性を備えた中間着のミドルレイヤー
- 雨風を防ぐアウター(ハードシェル)
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上記の3層のレイヤリングを基本に重ね着していきます。
私は寒がり汗かきなので1枚増えたりします。
またパンツに関してはワークマンのクライミングパンツを愛用してます。
1900円と激安ですが、良く伸びるし乾くのも早くて有名メーカーのパンツと履き比べても遜色無かったです。
1. 肌に一番近いベースレイヤー
この中でももっとも重用だと思うものが、ベースレイヤーです。
一番肌に近いので、吸水性に速乾性が求められる素材が好ましいです、例としてはポリエステルやウールのものが良いとされてます。
ウールは天然素材な為か値が張るものが多く、登山用品だと安くても6000円以上と高額なものが販売されてます。
ポリエステルなどの化学繊維のものはもう少し安価です。
私は始めたてバドミントンで使っていたポリエステルのアンダーウェアを着用していました。
夏は速乾性があってそこそこ良かったのですが、冬は気化熱で熱が奪われる為、山頂や休憩では背中やお腹が冷えてとても寒かったです。
山頂を堪能できず、足早に下山しました(笑)。
なので、ウールや登山用のポリエステルなどのものがオススメです。
モンベルのジオラインや、スーパーメリノウールは、ほかのメーカーと比べると比較的安価です。
2. 中間着のミドルレイヤー
ここは人それぞれ好みが別れるところだと思いますが私はフリースを着用してます。
保温性高いものや、行動着としても使えるよう伸縮性のあるものを使用します。
ソフトシェルというフリースのような保温性もあり多少の雨風を防ぐ撥水防風機能があるハイブリッドなウェアもあります。
私はこの中でも大事なのは保温性と透湿性・通気性の高いものを重視してます。
汗かきな私は冬でも登りの時はかなりの発汗量で、ミドルレイヤーまで汗で濡れてしまうことがあります。
冬山では身体が濡れてしまうことは避けたいので、
通気性確保の為に、秋は薄手のフリースを、冬はモンベルのクリマプラス100のフリースジャケットを中間着、行動着として使っています。
化学繊維のトレーナーだったりジャケットで代用することも出来ますが、専用品に比べるとやはり使いづらい面もあるかもしれません。
初心者だった頃は汎用スポーツブランドのナイロンパーカージャケットを使用したことがあり、発汗をポリエステルのアンダーウェアで吸い上げ、乾かすのですが、
途中の中間着に透湿性、通気性が無い為に乾かずに蒸れてしまい、結果ビショビショになってしまいました。
行動中は汗の不快感でさらに汗をかき、休憩すると汗冷えを起こし寒い、といった二重苦、三重苦の登山となったのを覚えています。
3. 雨風を防ぐアウター
ハードシェルと呼んだりもしますが、防寒着で代表的なものはGORE-TEX使用のマウンテンジャケット等々です。
GORE-TEXの詳細については割愛します(長くなるため)。
必要な機能としては、防水性と防風性と透湿性です。
ソフトシェルをアウターとして着る場合もあります。
ハードシェルは突然の雨から身体や衣服が濡れるのを防ぐ用途で着用したり、秋冬の山頂付近では、熱を逃がさないよう風をシャットアウトしたいときになどに着用します。
夏の暑い日は雨さえ降らなければ不要かと思いますが
雨具は簡素なものでも持っていくことをオススメします。
高機能なものはとても高価です、しかし一着有ると無いとでは大きな違いです。
あまりにも安いものは透湿性が無く、汗を掻いてしまったときに、その汗や湿気がウェアの中に溜まってしまい、体を濡らしてしまう事になります。
色んなメーカーが販売しているので、是非オススメがあれば教えて欲しいです。
私はモンベルのトレントフライヤージャケットを愛用しています。選んだ理由は別で記事にしています。私がモンベル トレントフライヤーを選んだ理由 モンベル GORE-TEXアウター – 登山と道具について
初心者の私はもちろん高価なウェアを持っていなかったので、撥水性があるユニクロのポケッタブルパーカーを常備していました。
少しの雨は凌げましたが、本降りには対応出来ず、ザックや、服を濡らしながら下山しました。
夏で良かったです。
最後に
これから登山を始める際の何かの役に立てば幸いです。
またウェアを買うときの参考になれば嬉しいです。
オススメのウェアなどあれば是非コメントを頂けると嬉しいです。